個から集団へ:集団センシングとマルチエージェントシステムの新たな展開

我々人間は、基本的に一人だけで活動することはなく、なんらかの組織や集団に所属し、その中で他の人たちとのインタラクションを行いながら活動してゆく活動体といえます。なので、普段はあまり意識をしませんが、身近なところで集団としてのふるまいを頻繁に目にすることができます。

本研究室では、そのような集団をあらゆる視点からセンシングし(物理的な視点という意味ではなく、ネット上の集団的ふるまいなども含む)、個人としての人には見られない、集団独特のふるまいを明らかにするとともに、それを社会実装に還元してゆくプロジェクトを展開しております。それらの事例を以下に示します。

マルチエージェント
学生達を仮想空間内に配置し,時間割および教室配置に基づき移動させ,移動時間が最小になるようなアルゴリズムを提案するのが本プロジェクトです。エージェントの最適化には、生物の進化過程を模擬した遺伝的アルゴリズム、そしてエージェントのふるまいについては、実空間の動画像に基づいてモデリングするアプローチを行っており、今後は、筑波大学内のカリキュラム編成のデファクトスタンダーと、さらには、コンピュータグラフィクスに関連する映画やゲーム業界の標準ライブラリを作り上げてゆこうという野心的な計画を練っています。

以下の動画(youtube)は、筑波大学の第3エリアのA棟の学生の動きを実際に再現したものです。

さらに局所を拡大すると、こんな感じになっています。実際の学生さんの衝突回避の様子なども、リアルに再現しているのがわかると思います。

 

本プロジェクトをがんばって遂行してくれた播磨君が、そのオリジナリティを認められ、合同エージェントワークショップ and シンポジウム2014(JAWS2014)において、IEEE Young Researcher Awardを受賞しました。

共同研究先

拙著紹介

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